お店探訪『コスギカレー』(1)

創作カレーを通して
人と人の新しいつながりを
広げています!

音楽とカレーの不思議なつながり

フロンターレサポートショップとして、パブリックビューイングも実施

 

「まだまだ道半ばですが、コース料理を一本の映画のように楽しんでいただくことが、私たちの目標です」と、店主の奥村さん。

いきなりだとちょっとわかりづらいかもしれませんが、コスギカレーの運営会社は「株式会社 サウンドキッチン」。キャッチコピーは"フードエンターテイメント"と聞けば、なんとなく雰囲気で輪郭がつかめるかもしれません。

「中学の時に、『時をかける少女』を見て大林宣彦監督のファンになり、大学では文学部の演劇映像コースで、映画を作っていました。卒業してから日テレ系のレコード会社に就職し、プロデューサーの仕事をしたのですが、実は、就職の面接で既に「将来は独立したい」ということを宣言していたのです。」

ここまで聞くと、奥村さんをご存じの方は、そういうことか・・と合点がいくかもしれません。

元はボーカル教室?

店の片隅にあるピアノは教室の名残です

 

2009年の7月に夫婦で株式会社サウンドキッチンを設立。当時は、ご主人が以前から契約していたフランチャイズのボーカル教室の運営からスタートしたのだそうです。

「当時からここで営業していましたので、2017年の改装前を知っている方は、ボーカル教室があったことをご存じかもしれません」

今、お店に入って右側にはピアノが置いていますが、それこそが教室の名残。

「私は弾けないんです。教室には、専門で教えてくださる先生を呼んでいたのですよ」

 

 

三輪自転車からのスタート

当時から使っている三輪は今でも店頭に

 

「創業してすぐ、もともと好きだったカレーの販売を始めました。中学の頃から食べ歩きが好きで、高校の時にナンで食べる本場のカレーに感動したのが始まりかもしれません。通学路に"横濱カレーミュージアム "もありましたし・・」

そして2年後、三輪の自転車を使った移動販売をスタート! うっかり店内に入ってしまうと気付かないかもしれませんが、入り口右側に鎮座していますので、ぜひじっくりご覧ください。

この地を選んだのは、武蔵小杉の再開発でこれからこのあたりが盛り上がっていくだろうという期待からです。ですので、この地の方々との縁はほとんどありませんでした。

「初めは不安だらけでしたが、徐々にお客さんも増え、多くのお客さんに応援していただくことができました。移動販売を通じて、街の人たちと仲良くなれたことも大きな収穫でした。」

2回目につづく

  •  新丸子駅東口、徒歩4分。
  • 電話 : 044-571-7186
  • 定休日 : 月曜日(月曜が祝日の場合は営業し、翌日休み)
  • 営業時間 : 11:30-15:00 / 17:30-22:00 (各30分前L.O.)
  • 住所 : 川崎市中原区新丸子東2-897-11
  • WEB https://www.kosugicurry.com/