お店探訪『菓心 桔梗屋』(5)

私たちのお店です

桔梗屋は現在、和菓子を愛する朗らかな6人で仕事をしています。撮影時のみマスクを外させていただいた写真で素顔を簡単にご紹介しましょう。

手前中央が、初代の須田 信義さん。今年、90歳の現役です! 趣味は植木いじり。水瓶座のO型。その左側が先代の妻、文子さん。年齢はヒミツ。獅子座のO型。片づけが趣味だそうです。

左奥が二代目、義孝さん。61歳。乙女座のO型。その妻であり店を切り盛りする女将は右手前。双子座のA 型。保育士の経験があり、近所の子供たちにも人気があります。趣味は、お二人で散歩すること。

三代目は奥中央。洋義さん、人生これからの26歳! 牡羊座のA型。バスケが趣味。

右奥は、職人の鳴島葉月さん。A 型の蠍座です。将来は独立するのでしょうかね?

「朝生」と「中生」とは?

和菓子は、とかく若い方にとっては洋菓子ほどには馴染みがないかもしれません。ここでちょっとだけ和菓子についての豆知識を紹介しましょう。

団子、桜餅、柏餅、大福などは、「朝生(あさなま)菓子」と呼ばれ、名前からなんとなくわかるように、朝に作られ、その日の内に食す和菓子です。

でんぷん質が多いため、時間をおくと固くなり、本来の美味しさが失われるのだそうです。


お茶席に出す上等な和菓子を「上生(じょうなま)菓子」、日常的なお茶うけ菓子を「中生(ちゅうなま)菓子」とか「並生(なみなま)菓子」といい、こちらは数日美味しさが保たれます。

左のような目にも美しい和菓子は上生の代表格で「練り切り」といいます。季節のイメージを反映しし、その時々の色・形・味のものが作られます。


とかなんとか・・・いろいろ伺いましたが、和菓子の分類は一筋縄ではいかないところもあるそうです。要は、自分たちの味覚と気分にあった逸品を自分たちなりに楽しんでいただけばよろしいかと。

何を買っていいかわからない、贈り物にはどんな和菓子がいい? といった場合は、お店の方にどんどん質問し、希望を伝えるのが吉。少しずつ末永く、奥深い和菓子の世界を堪能してくださいね。

とりあえずここまで

写真:  松下哲也      文章:久門 易

  •  新丸子駅西口、徒歩1分。医大モール右側。
  • 電話 : 044-722-2755
  • 定休日 : 日曜日 (節句やお彼岸などは休みなく営業)
  • 営業時間 : 10時~18時30分
  • 住所 : 新丸子町754番地
  • http://kikyoya.net/